店名:麺屋 二○三(にぃまるさん)
番号:0955-63-5203
時間:11:00~16:00
定休:木曜
【お店紹介】
厳木の道の駅の中に出来た麺料理店。6月に出来たばかりの新しいお店であり、地元厳木で収穫された蕎麦を使っています。
メニューは蕎麦とうどんの二種類。そこに様々なトッピングを乗せることになります。ただし他の麵屋のように蕎麦・うどんが同額ということはなく、蕎麦になるとプラス200円になります。さらに蕎麦は限定30食のため、遅くいくと売り切れになっている場合もあります。
席はカウンター5席、テーブル席5つとあまり広くはありません。周辺にあまり店はなくまだ出来て間もないこともあってか、お客さんは絶え間なく来店していました。ただ満員で待たされるということはなかったので、よほど団体でいかなければ問題ないと思います。
この店のもう一つの特徴として、自分でスープの味調整ができるところ。本人の好みに合わせられるようにと、予め塩分を抑えめのスープにしてあり、テーブルにおいてある「かえし」で好みの味の濃さに調整するようです。
【料理の紹介】
13時ごろに来店し、蕎麦があるかと願いましたが残念ながら売り切れ。このため肉うどんを注文しました。それと物珍しさもあったので、ゆず稲荷も注文。
お客さんは多かったものの、10分足らずで料理が到着。なるほど、醤油抑え目ということもあり、スープの色は薄め。早速スープから飲んでみたいと思います。
あ、これはうまい!味が薄めということはなく、出汁の存在感が非常に強く、魚介系の出汁の香りと味が突き抜けるスープです。これを好きっていう人は必ずいます。出汁が強めのスープが好みならこのまま飲み切る人もいると思います。自分もこれかえしいらないな、と思いながら飲んでました。ただ出汁の存在感が強く醤油の甘みが抑え目にしてあるので、そこは好みが出るかなと思います。
ただせっかくかえしがあるので、試しに入れてみます。一度のたくさん入れると塩辛くなり飲めなくなると注意書きがされていたので、お玉に入れながらちょびっと追加。
なるほど、出汁の存在感が強かったのが醤油が加わって角が取れまろやかになってます。飲みやすいスープになったな、というのが残った印象でした。ただ2~3滴が適量と書いてあったけど、この容器の2~3滴ってどれくらいなんだ・・・?プッシュ式だから2~3滴どころじゃなく出ます。
うどん面は細め。食感は少しコシを感じられる柔らかめの麺。牧のうどんのようなもちもちの柔らかさと、丸亀のコシの相中くらいです。
肉の餡ですが、甘めの味付けであるものの、スープの味を変えるほど強めには味付けされてません。あくまでサブとして肉の餡であり、牧のうどんのようにスープを甘く味付けするものではないようです。
サイドメニューのゆず稲荷。味自体は甘めの酢で絞めてあるものの、酢飯にゆずの皮が混ぜ込まれており、噛んだ瞬間ゆずの香りが口から溢れるくらい広がります。ですが味のほうにはあまり影響していないようです。甘めの稲荷のゆず風味といったところ。
完食。もちもちで麺が減らない牧のうどん、一から打って作る大助うどん、創作系うどんが揃う作道となかなか個性の強いうどん屋が多い唐津ですが、今回の二○三も一線を画したうどん屋になりそうです。