店名：アイス工房
番号： 0955-78-1313
時間：9:00～18:00
定休：水曜
【お店の紹介】
うまかもん市場のなかにあるソフトクリーム店。うまかもん市場はJAが運営する生鮮食品・加工食品や総菜、花きを売るところであり、平日でもかなりの込み具合となっています。基本的に水曜が休みですが、水曜でも営業する日と休む日があります。ホームページでお知らせされているので、水曜に寄るつもりなら確認しましょう。
ここでしか買えない野菜も多く、自分もここでしか買えないミニトマトであって、それを時々買ってます。
今回は店舗入り口にあるソフトクリーム店を利用しました。ここは唐津産の材料を使ったソフトクリームを売っており、ノーマルなバニラから唐津茶を使ったソフト、さらにフルーツソースをかけたバニラソフトなどがあります。
その中で地元野菜・果物を使ったアイスクリームもあり、常時１２～１４種類のアイスがあります。いちごやレモン、マンゴーやパインといったオーソドックスなものから、落花生、紫芋、すもも、いちじくといった珍しい味もあり、季節によって味のレパートリーも変更になっています。
【料理の紹介】
種類はパイン・すもも・いちじく・いちご・レモン・紫芋・落花生・唐津茶・巨峰・みかん・甘夏・かぼちゃ・黒糖・メロンの１４種類。以前巨峰とすももを食べたので珍しいやつを選ぼうと思っていると、いちごの横に（いちごさん）と書いてあるのが目に止まりました。いちごさんというのは最近出来た佐賀のいちごの新品種。佐賀といえばさがほのかですが、こちらも徐々に見るようになっています。いちごさんのアイスは珍しいのでまずいちごに。そうなると果物以外で合わせたい。そして甘すぎないやつと考え、唐津茶をチョイス。
カップだとダブルでも３００円というのがうれしいところ。
こちらが注文した２つ。まずはいちごから食べてみます。
うわ、想像してた以上に味が濃い。そして甘さが非常に強いです。しかしその中にもイチゴ独特の酸味が感じられます。食べていると結構大き目なフリーズいちごが入ってました。
こちらのアイス工房のアイスの特徴ですが、素材の味が非常に強い。本当に素材の味をそのまま出したような味となっています。いちごもあまりバニラの存在感はなく、よくあるイチゴ味のような丸みのある甘さではなく。いちごの強い甘さとほのかな酸味が前面に出された味になっています。これは当たりの味でした。
次に唐津茶を。抹茶とどう違うんだろうと思っていましたが、食べてみるとその違いがはっきりわかりました。まず抹茶のような強い甘さはありません。抹茶よりも優しめの甘みが感じられますが、その代わりにお茶の強い香り、そしてその奥にあるほのかな渋みが感じられました。本当にお茶をそのままアイスにしたような、そんな味です。唐津茶は味よりも香りを楽しむ系のようです。
甘酸っぱさが非常に強いいちごと、ほのかな甘みで香りを楽しむ唐津茶。ちょうどいいバランスで我ながらナイスチョイスでした。おかげで舌が飽きることなく食べられました。
今回は非常に食べやすい味でしたが、前回食べた巨峰とすももはかなり人を選ぶ味でした。ただ食べたの数年前なので、そのころから変わっているかもしれません。
巨峰などのぶどう系スイーツの味というと、あの強い甘酸っぱさが思い浮かぶと思います。自分もそれを想像して食べてみると、それは全く違う味でした。
まずあのよくある強い甘みが全く来ない。その代わりあの独特のほのかな甘みと、そしてまさかの青臭さがありました。なぜ？と首をかしげつつ３口くらい食べて「あ、これまじもんの巨峰の味だ！」と気づきました。あの噛んでいると出てくる甘み、そして皮付近に感じられるあの独特の青臭さ。まさに実際に巨峰を食べると感じられる風味そのものでした。
一方のすもも。すももの味というと、外側は甘く種付近にいくほど酸味が強くなるという、桃の甘さをもう少しあっさりさせたような味ですがこちらのすももは酸味がとても強いものでした。レモンのように強い酸味とはまた違う、ただスイーツでこの酸味を出すことは普通しないよな、というほどでした。
このためこのアイス工房のアイスは素材の良いところも悪いところもすべて出しているようなやつです。そのため食べたいと思った味の元々の味が好きでないと結構な冒険になると思います。
