店名:あわび料理専門店 魚又
番号:0955-56-6136
時間:11:30~15:00
定休:なし
駐車場:有
【お店の紹介】
浜玉町にあるあわび・うに専門店。浜玉市民センターの向かいにあり、駐車場は移転前の浜玉市民センターがあった跡地の隣にあります。浜玉前という信号から曲がると駐車場の看板が見えます。
店内はテーブル席に加え、個室が1つあります。メニューはうに・あわび丼が有名で、あわびをメインに楽しめるコース料理も売りの一つ。あわびを楽しめるコースは一番安い梅コース(6050円)にあわびの浜焼きが追加される竹コース(8250円)。あわびのみそ焼き、あわびの茶碗蒸しがさらに追加される松コース(10450円)。さらにあわびの身添え和え肝醤油がつく特選コース(12650円)の4種類があります。
単品はあわび丼、うに丼、いくら丼に二重丼などあわび、ウニを使ったメニューが中心。あわび・うにを楽しみたいならここが名前が挙がるくらい有名です。
【料理の紹介】
今回は8340円を注文。一人前で日給が飛びます。あわびって高いからね。うん・・・・
最初に来るのはお造りと前菜。あわびの刺身に野菜や茹であわびの身と肝。生まれて初めてのあわびに震えが止まりません。
あわびの刺身はお酢と刺身醤油の二種類で楽しめます。生のあわびであるため、食感はかなりコリコリとした食感。噛んでいると「コリッコリッ」という音が聞こえてきました。ですがガリガリに硬いというものでなく、柔らかさと硬さの両部分がある食感を楽しむものとなっています。
一方の前菜にも茹であわびがついています。そのため生と火を通したあわびの両方を楽しむことができ、火を通したあわびは非常に柔らかい。こちらは硬さがなくなった分弾力があり、さらに甘みも増しています。また肝も湯通しされており、こちらは肝ということで少し癖があります。ですがサザエのような独特の風味というほどでなく、ねっとりとした食感に、サザエから独特の風味を抜いたような食べやすさがあります。
他の前菜もおいしい。どれもこれも手がこんだお料理で、
次はあわびの湯引き、あわびのひらひらの部分を湯引きして酢味噌でいただきます。ひらひらを想像するとゴリゴリとした感じかと思いましたが、これが結構柔らかい。ホタテのひもよりも柔らかく、酢味噌もオリジナルのようでこれもおいしい。
次はてんぷら。一見すると野菜だけに見えますが、大葉であわびをくるんだてんぷらもあり、これが非常に上品。てんぷらはもっぱらめんつゆでしたが、これは塩がいい。エンドウ豆のてんぷらもほくほくで多少シャキシャキ感もあり、これもなかなかにおいしい。
こちらはあわびの浜焼き。生きたあわびをバターや野菜とともに蒸し焼きにした料理で、あわびだけでなく、そこから出たうまみとバターがまざったソースをパンにつけて食べられます。
ここまで小さく切られたあわびが多かったため、ここで大き目のあわびを味わえます。これは最初の前菜のあわびとはまた違った、柔らかさがより強くなったあわび。かむとバターの風味とあわびの食感で非常にうまい。
ご飯ものはあわび丼かうに丼かを選ぶことができます。サイズは茶碗よりも一回り大きいサイズ。ここまであわびばかりでしたが、魚又はウニも売りの一つ。ランチで提供されるうに丼は名物となっています。
ウニはやはり冷凍ものとは違う、臭みのないウニのうまみが強く出てきます。ミョウバン漬けのウニって変に硬くて粒々感が強くあの食感が苦手なんですが、これはとろけてウニのうまみが広がります。
吸い物にももちろんあわびが入っています。ただこれはあくまで吸い物であり、あわびの風味が強く出たといったものでないため、最後に胃を休める意味合いが強いです。
この後デザートとコーヒーが出てきます。すべてのメニューにあわびが出てくるまさにアワビ尽くしのコースで、正直一生分のあわびを食べた気がします。