店名:Astep farm for table
番号:080-4407-1015
時間:10:00~17:00
定休:火・水・木
駐車:有
【お店の紹介】
2024年4月26日にオープンしたカフェ。場所はとんかつきのや唐津店から曲がり、1キロほど道なりに進むと右手に見えます。浜崎で野菜を生産している農業法人のアマノ園芸が直営となっており、アマノ園芸の敷地内に併設されています。
ASTEPとは、アマノ園芸が会社理念にかかげるAgricultural(農業)Safety(安全)Technology(技術)Ecology(環境)Product&Planning(商品開発)の頭文字をとった造語であり、できるだけ農薬を使わずに野菜を生産することを理念としています。
農業法人が営むカフェのため、売りは同法人が生産する葉物野菜や地元農家が作る野菜や果物を使っており、カフェだけでなく野菜の直売スペースも併設されています。
また席は2人掛け・4人掛けテーブルだけでなく、外でも食べられるスペースも併設されています。
メニューは月替わりで内容が変わる、野菜を中心とした小鉢メニューが豊富なアステップランチ(1280円)や焼き野菜と豚バラのスープカレー(1200円)、ナポリタン(980円)が食事メニュー。
デザート系では10食限定で14時から注文できる、観光農園いちのさとのいちごさんを使ったいちごとレモンの小さいパフェ(900円)。常時提供ではプリン、チーズケーキ、チョコケーキ、マフィンといった洋菓子が豊富。
もちろんドリンク系も豊富。コーヒー系だけでなく、野菜・果物をその場でミキサーにかけつくるいちご・グリーン・グリーンバナナの3種類スムージーがあり、テイクアウトも可能。実際スムージーをテイクアウトしていくお客さんが結構いました。
【料理の紹介】
今回はアステップランチ(1280円)を注文。4・5月のアステップランチは揚げ鶏の柚酢あんかけ、副菜3種、揚げ出し豆腐、ご飯・味噌汁・漬物となっています。
まずはメインの揚げ鶏。大きめの鶏もも肉が4つに水菜がたっぷり乗せてあります。味わいとしては柚子胡椒は風味を生かすあっさりとした味付けで、柚子胡椒ですが塩味は抑え気味。お酢のすっぱさもそこまで感じない優しい味付けです。
副菜はナス田楽・ほうれんそうのおひたし・かぼちゃサラダの3つ。かぼちゃはマヨネーズをあまり使っておらず、かぼちゃそのままの甘みをいかした素材勝負の味付け。そのためマヨネーズなどとあえたねっとりとした食感でなく、かぼちゃの繊維質の存在感と、かぼちゃの水分を残したさらっとした舌ざわりでした。
田楽やおひたしも塩味は抑え気味。味噌汁もあまり味噌を使わず、根菜自身のあまみをいかした味付けとなっていました。
こちらは別添えで出されたフレッシュサラダ。上にはニンジン系のドレッシングがかかっています。農業法人のサラダということで、野菜は新鮮で種類も豊富。ミニトマト、スナップエンドウ、カリフラワー、リーフレタス、大根系など、様々な野菜がふんだんに盛り込まれていました。
ご飯は七山産のお米を使っており、今回は普通盛にしましたが普通盛でも十分な料理でした。むしろ大盛にすると全体的に優しめな味付けのため余るかもしれません。
感想としては全体的に野菜の甘み、そして農薬をあまり使わない生産方法にこだわっていることから、料理の味付けも塩味を抑え体に優しい味付けとなるよう調理されているのを感じました。
このためがっつり濃いめの味付けを食べたい方には不向きですが、立地からもサラリーマンが寄る処でなく、このお店を目的に少し遠出してでも体にいい料理を食べたいという方向けです。