店名:炭火焼肉 やきにく家
番号:0955-75-5870
時間:17:30~21:30
定休:月・火
駐車:有
【お店の紹介】
八幡町にある焼肉店。西唐津から湊方面に向かう道路の右手にあり、駐車場は道路を挟んだ向かいの空き地となっています。駐車場がある道は非常に狭いため、大型車だと方向転換がかなり大変となっていますのでご注意ください。
中は民家を改装した内装となっており、4人掛けのテーブルが2つある部屋が2部屋と、かなりこじんまりとした規模となっています。そのためもし利用したいなら予約していくことをおすすめします。
メニューは佐賀牛を中心とした牛肉メニュー。基本的にどの部位も和牛のため、値段設定は高め。和牛ロース・タン・カルビ・ハラミ・ホルモンの佐賀牛焼肉セット5点盛り合わせは7800円。和牛ロース・ハラミ・かルビのセットAは4800円。ロースがタンになったセットBも同じく4800円。米国産のタンに和牛カルビ・ホルモンのCセットは2980円。和牛ホルモン・センマイ・上ミノのホルモンセットは1280円となっています。
単品の中で目立つのが刺身コーナー。サイドメニューが少ないこちらで1ページを使って紹介されており、他では見ないタンの刺身も提供されています。その代わりご飯類は白ご飯のみ。ビビンバやクッパのようなご飯ものや、唐揚げ、チャンジャなどのよくあるサイドメニューは一切ありません。
メニューの8割以上が焼肉メニューのため、純粋に肉を楽しむためのお店となっています。
【料理の紹介】
やっぱり気になるタン刺。今回は赤身とタンの2種類を楽しめる2種盛り(1980円)を注文。赤身が4切れ、タンが3切れとなっています。うーむ、これはなかなかのお値段。
赤身は見た目通り脂でねっとりとろっとした、舌に絡んでくる甘みがあります。これは馬肉の赤身に近いですが、あれよりもさらにねっとりとした脂身が強いです。
そしてタン刺し。食べた最初の感想は「誰だお前?」でした。
一般にタンのイメージというと脂は少なめ。そしてシャクシャクとした歯触りのよい食感をの楽しむ部位ですが、このタン刺し。全くの逆です。もうタンとは別の食材としてみたがいいレベルです。
焼いたタンにはないしっとり、ねっとりとした脂感。そして少しシャクシャクとした感じはありますが、これを肉刺しなんだとわかる食感。本当に焼いたタンとは真逆の存在です。このため一般なタン好きからするとかなり驚くし、結構好みが出る料理かなと思いました。
上が徳用カルビ(780円)と下が和牛タン下カルビ(780円)。タン下カルビは限定品でその日あるかどうかは運次第となっています。
徳用カルビはよくあるタイプのカルビです。これは他のカルビやハラミだとお会計が大変なことになってしまうときに、ボリュームが欲しい一品としてちょうどいい感じなので、強く印象に残るタイプではないです。
そして気になるタン下カルビですが、これが結構ジャンキーなカルビでした。見た目通り脂身が多めで口に入れると和牛の脂の甘みが口いっぱいに広がり、さらにところどころ軟骨よりも柔らかめの食感で歯切れがよく、タレをたっぷりつけて白ご飯にバウンドさせて食べたいタイプの男の子カルビです。
これがホルモンセット(1280円)。上からホルモン・センマイ・上ミノとなっています。
しょうじきホルモンと上ミノはそこまで印象に残りませんでした。上ミノはホルモン以上のコリコリ系で、あまり味はないです。そのため食感を楽しみたい人向けで、ホルモン系ながらあまり脂がないことからも、中盤から終盤にかけておすすめのやつです。
そして今回のMVPがこのセンマイ。実をいうと、センマイは苦手な部類の食材でした。あのザラザラとした食感が苦手で・・・・
今回もホルモンセットを見たときどうしよう・・・と思いましたが、思い切って注文。食べてみると思っていたセンマイと全然違う。確かにセンマイ特有の粒々感やザラザラ感はありますが、舌を邪魔するほどでなく、小さなアクセントになるくらい。そしてセンマイらしからぬ柔らかさとしっとり感で食べやすいセンマイでした。
ただセンマイらしさはちゃんと残ってるので、そもそもセンマイのすべてが苦手・・・という方は厳しいと思います。あくまでホルモンが好きならチャレンジしてみてもいいと思います。
やはり和牛中心ということもあり、お酒抜きでは一人当たり4~5000円いきます。